2017年06月18日

カイロスの会 会期

カイロスの会の会期を一部修正しましたので、この機会に再度掲載しておきます。

運営方針

1. 被害者の人権回復の手助けを行う。
2.守秘義務を厳守する(沖縄の多くの教会で軽視されている事と感じています)。
3.被害者の訴えはうやむやにしない(多くの訴えが無視されました)。
4.地域教会と協力はしてもなれ合いはしない。
5.被害者の人権回復のためには法的措置も含めたありとあらゆる手段を提示する。
6.セクハラなどの訴えは,被害者が希望すれば女性の相談員が応対する。
7.被害防止,カルト化防止のためのセミナーを開催する。

規則

(名称)
第1条 この団体は、その名称を「カイロスの会」と称する。
(事務局の連絡先)
第2条 この会の事務局・代表の連絡先は
新垣秀明
携帯 090-9782-5892
Email newlife0102@@hotmail.com

(目的)
第3条 この会の目的は、以下の通りである。
一 「カルト化した教会」によって傷つけられた人たちのいやし、回復のために必要な相談を行う。
二「教会のカルト化」の事実を明らかにし、被害についての理解および回復するため のセミナーを開催し、更なる被害防止のための啓蒙活動を行う。
第4条(活動)
この団体は、その目的を達成するために、以下の活動を行う。
一 月に1回のグループカウンセリング「カイロスの会」
二 年に1回の「異端」「カルト問題」を扱ったセミナー
三 ブログの発信
四 教会問題・牧会問題についての一般相談窓口の設置
五 その他、カルト問題への対応のために必要なこと

第5条(役員) 本会に役員を置き、代表1名、相談窓口担当2名、会計1名とする。
任期は1年とするが再任を妨げない。
第6条(役員会) 本会は随時、役員会を開く。
第7条(会員) 本会は下記の会員によって構成される。
一 「カルト化」によって身体的、精神的、霊的、経済的被害を受けた本人とその家族。
二 本会の働きに対して理解と支援する人。

第8条(運営) 本会は支援金で運営される。必要に応じて会計報告を行う。
第9条(会期) 本会の会計年度は1月1日から12月31日までとする。
第10条(報告) 本会の事業報告。収支報告、活動報告、予算などの必要な事項は1月の会報によって会員に知らせる。
第11条(会員資格の取り消し) 本会の会員として、不適格と考えられる場合は、 通知の上、会員資格を取り消しされるものとする。
第12条(退会) 会員の都合により退会の旨を本会に届けでる。

第13条(事業年度) この会の事業年度は毎年1月1日から12月31日とする。
第14条(規約の改正) この会の規約の改正は会員総会にて決定する。
第15条(雑則) 本規約は、2011年2月3日から、施行する。






設立主旨

 カイロスの会」は、沖縄県内のキリスト教会においておこっているさまざまな問題に対処するために設立されました。
県内の教会において深刻な虐待を受け、人権を侵害された被害者達が主体となり運営されています。

  私たちがこのような決断をするにいたったのには次のような経緯がありました。
私たちは各々、県内の別の教会に属していましたが、それぞれの教会において、憲法が保障する基本的人権を激しく侵される事態に直面していました。
聖書の御言葉を用いて徹底的に脅され、痛めつけられ、健康も財産も信仰も人生も傷つけられ搾取されて、大きくそこなわれてしまいました。
そこで県内の他教会の牧師達や教職者会(牧師会)へ、それぞれの教会の実態を話し、助けを求めて相談しましたが、待っていたのは無関心や無視、赦さない被害者に責任があるかのような言動、あるい は逆に叱責を受けました。

 このような中で多くのものが聖書を開くことも賛美を行うこともできない、自ら立ち上がることの出来ない状態へと落ち込みました。
このような中、県外から来られた教職者で、私たちが属していた教会の実態を知って心痛めた方により、私たちは助けられました。
ウィリアム・ウッド師、ジャン・ドウゲン師、パスカル・ズィヴィー師、村上密師な どの諸先生方です。
特に村上密師は、2005年当初より来沖され、以後ほぼ毎月被害者へのカウンセリング を行い、私たちが倒れないように支え続けられています。
村上師は裁判への支援で知られますが、それは活動のごく一部でしかなく、その大半は痛んだ被害者のケアに費やされています。カウンセリングを受けている県内の被害者は百人をくだらないでしょう。
真夜中の突然の電話にもいやな顔一つせず、長時間被害者の話に耳を傾けてくれた事の私たちは証人です。
また私たちが当初相談した県内の牧師達のほとんどが二次被害を生み出す者達でした が、被害者に深い理解を示す県内の牧師にも出会うことができ、それぞれが徐々に回 復への道を歩んでいます。

 このような中で、被害者達が中心となり、二回のカルトセミナーを開くことができました。
第一回は「健全な信仰と健全な教会」、第二回は「なぜ教会で心病むのか~」として、ウィリアム・ウッド師、ジャン・ドウゲン師、パスカル・ズィヴィー師、村上密師、高橋誠師、工藤信夫師を講師に招き、神学的、牧会的、歴史的、心理学的、精神医学的見地から、教会における諸問題を多 面的に捉え、講義・解釈・討論していただきました。
被害者にとっては、自分がかつて通ってきた道、あるいは現在おかれている状態を客観的に理解し、自分の受けた虐待がいかに正統的な福音からはずれていたかを認識し、回復への希望を与えられる素晴らしいものでした。
県外からも同様な被害を受けた多くの方が参加され、海外から来られた方もおられま した。
このセミナーをきっかけとして関東においても「手をつなぐちいろばの会」が主催となって同様なセミナーが開かれたのは同じ被害者仲間として大きな喜びです。

 また、私たちが回復の過程にあって気づいた事があります。
それは、カルト化した教会のみならず、一見正統的な歴史のある教会や団体とされる ところでも、ひどい虐待が行われている場合があることです。
上記二回のセミナーにもそのような方々が参加され、その体験を話されていました。
ここに至って私たちは、県内における教会問題相談窓口の必要性を強く感じるように なりました。私たちが経験したように、 県内の長老的な牧師や牧師会、あるいは理解があると自負している牧師に相談しても かえって二次被害を受け、その傷はきわめて深刻なものになるからです。

 そこで今回、教会において虐待を受けた人のいやし、回復を第一の目的として、「カルト化教会被害者を支援する『カイロスの会』」を開設する運びとなりました。
相談窓口には、実際に教会において被害を受けた者が話を聞いて、相談内容に応じた対応をします。
内容によっては村上師や県内外の協力牧師、カルト教会問題専門家、弁護士、精神科 医の協力をあおぎながら、人権回復の手助けをしたいと思っています。
被害者と共に歩み、受けた被害を共に泣き、また回復を共に喜ぶものでありたいと願っております。


同じカテゴリー(カイロスの会からのお知らせ)の記事
セミナーのお知らせ
セミナーのお知らせ(2018-02-20 23:15)