てぃーだブログ › クリスチャン・スイトピーの日記 2 › カイロスの会からのお知らせ › カイロスの会セミナー 「自死について」

2017年01月07日

カイロスの会セミナー 「自死について」

カイロスの会セミナー


「自死について」


 2017年5月27日、カイロスの会でセミナーの講師を務めることになった。
テーマは「自死について」である。
以前、「自殺は罪ですか」と題して、ブログに記事を掲載した。
これは、自死を罪とみなす今までの見解を覆す内容で、大きな反響があった。
カルト化教会の問題を扱うようになって、自死をよく聞くようになった。大きなストレスや深い罪悪感を植え付けられていることが背景にある。
今回のセミナーでは、カルト化教会における自死の原因と予防について詳しく語る予定である。
参考までに、「自殺は罪ですか」のブログの記事を掲載した。
 

自殺は罪ですか

 自殺は罪であるという教えに多くの人が苦しんでいる。本当に罪だろうか。
罪だと言う根拠にモーセの十戒が引用されるが、これは自殺を罪とする根拠にはならない。
これは「殺してはならない。」(出エジプト20:13)であって、自殺してはならないではない。
殺してはならないと命じる神が、イスラエルの民を滅ぼそうとする民を滅ぼせと命じられることもある。
こういうわけで、何が何でも殺してはならないわけではない。これはイスラエル共同体の中で、殺しがあってはならないとの戒めで、これを破る人は死罪になる。
死刑を実行する人は罪に定められない。自殺が罪と明確に書いてある箇所は聖書の中にない。
これはキリスト教の歴史の中で罪とされてきたもので、これは改めなければならないものである。
自殺してはならないを、キリスト教の教えとして広く伝えることになったのは、三浦綾子さんの『細川ガラシャ夫人』である。
ガラシャ夫人は自殺は罪なので、家臣に自分を殺させている。これを美談にしている。
死を選択しなければならない状況で、自殺できないので他人に自分を殺させる。もし自殺が罪なら、殺させることも罪である。
何事も置かれた状況によるのであって、一律に自殺を罪とする考え方は誤っている。
法律は自殺を罪としていない。聖書の中でも自殺を罪としていない。
自殺を罪とするのは、習慣的な考え方である。この習慣が自殺した人の遺族を苦しめる原因になっている。
作られた罪意識が、人を苦しめるなら、私たちはそれを変えていかなければならない。
鬱の回復期の自殺を罪と見做すのは酷である。
自死を選択するほどに追い詰められた状況、原因にも目を向けるべきだ。よって、私は自殺を罪とするキリスト教的な教えを聖書の教えと違うものと見做している。
 


●講師 村上 密 牧師

●日時 2017年5月27日(土) 13:30~16:00

●場所 沖縄船員会館 第二会議室(那覇市前島3-25-50 TEL 098-868-2775)

 ※お車でお越しの方は、とまりんの駐車場をご利用ください。

●参加料 1000円

●お問合せ newlife0102@hotmail.com 090-9782-5892(新垣)


同じカテゴリー(カイロスの会からのお知らせ)の記事
セミナーのお知らせ
セミナーのお知らせ(2018-02-20 23:15)

カイロスの会 会期
カイロスの会 会期(2017-06-18 15:52)