2017年07月11日

お勧めのブログ

社会福祉士が教える こころの病気とのつきあいかた http://yaplog.jp/ayukko/
 

最近からこのブログを読み始めています。
心の病を持った方、そのご家族や友人知人、周囲で関わっている方たちにも参考になる記事が多いブログだと思ったので紹介します。
心の病を持った方には病気の説明や療養について、制度のことなどわかりやすいと思います。よい病院や医師の選び方も症状への対処法も書かれています。
家族や周囲の方々へのアドバイスも豊富で、話の聞き方や接し方、困ったときはどうすればいいかなど、とてもわかりやすく解説されています。
まだ全部の記事は読めていないし、興味のある所から読んでいるのですが、私が読んだ中で一番驚いたのは、心の病を持った方への接し方で大切な事として書かれていた内容でした。
それは「相手の問題に入れ込みすぎて、共倒れしないこと。二人だけの世界にのめり込まないこと。
話を聞く時間をくぎる。ラインを引くことが大切。一人で頑張りすぎず、複数で関わることが大切。
自分が無理と感じたら病院や専門家に相談すること、ゆだねることが大切」ということでした。
こういうことを書いているサイトや本は少ないように感じます。
話を聞くことや共感することが大切で、励ましはいけないとか書いてあるけど、周囲の人はどうしたらいいかわからなくて戸惑ったり、困ることもあるでしょう。
悩むこともあれば、疲れることだってあるでしょう。
そのような場合の対処法や考え方が書かれてないサイトが多いと感じます。
 

教会で教えられる対応は、「愛しましょう。」、「イエス様がされたように弱さを持った人を受け入れましょう。」、
「祈りましょう。」。
どれも間違ってはないんだけど、私はいつも疑問に思っていました。そして反発心も感じていました。
抽象的で決まりきったことしか言わなくて、じゃあ具体的にどうしたらいいの?いろんな状況やケースをどうとらえたらいいの?どう対応したらいいの?
現実的な生活や出来事と結びつかない…。と思っていました。
配慮することやできることで助けることの大切さと共に境界線を引くこと、周囲の人も無理しないこと、困ったときやつらくなったときはどうしたらいいのかなど教えること、アドバイスはほとんどないですよね。
学ぶこともほとんどないと思います。
だから信徒同士の交わりでも結局は自分で考えて、個人的に対応していて、つらくなったり、巻き込まれる事が出てきたり…というのがあると思います。

あるいはその逆で、「神様に信頼すれば不安もなくなる。」「祈れば解決する。」、「みことばに信頼すればよい。」など、信仰の問題として解決しようとする教会や牧師もあるでしょう。
それも信徒はつらくなります。
カルト化教会はもっと最悪で、「よくならないのは祈りが足りないから。」とか、「これは悪霊からのもの。」とか、「あなたにはサタンがついている。」と言ったり、
悪霊追い出しを何度もされたりということがあります。
私がかつて所属していたカルト化教会では、「クリスチャンはうつにならない。」とばかな事を言っていました。
 

少し話がそれましたが、心の病の人のことも、家族や身近な人たちのことも考えて、どちらにも役立つことがバランスよく書かれたサイトって珍しいと感じました。
それにこのブログはとてもわかりやすい言葉で書かれていて、それもよいと思いました。
お勧めのブログです。


  


Posted by スイトピー at 21:45カルト後遺症とリハビリ