クリスチャン・スイトピーの日記　２

昨日と今日の「村上密ブログ」に村上先生が今まで相談に乗った方、カルトから救出した方とのエピソードを書いていらっしゃいます。
　
http://maranatha.exblog.jp/
　
村上先生は私がカルト化教会を脱会して、後遺症で苦しかったとき、一番長い時間話を聞いてくださり、私からの大量のメールにいつも丁寧に返事を書いてくださいました。
カルト化教会での精神的虐待、「信仰」という名の虐待の影響、そしてカルト化教会所属以前から持っていて、カルト化教会でさらに強化されてしまった自己否定の思いを村上先生とのカウンセリングやメールを通して、どれほど和らげていただけたか、考え方が変えられたか、どれほど生きるのが楽になったか…。
以下は私と村上先生のメールのやりとりの一部ですが、
村上先生がカルトの被害者を始め、障害のある人、病気の人、貧しい人、
社会で「弱者」と見られ、同情されたり、差別や偏見で見られたりすることの多い人たちにどのような気持ちで接しておられるかがわかっていただけるやりとりと思うので、許可を得てここで紹介します。
そして、これは単に元気付けるとか、励ますというのではなく、
このような接し方、関わり方、人への眼差しはその人の成長を助け、自己肯定感を高めてくれると思います。
　
【私から村上先生へのメール】
村上先生は、私へのメールに
「苦悩の中にある人、貧しい人、病気の人、障害を持った人たちから多くの事を教えていただきました」と書いておられましたね。
たとえばどのような事を教えられたのですか？
私は自分と村上先生とのこれまでの関わりを考えても、私が助けてもらう事ばかりと思っています。
カルト化教会の問題では、後遺症からの回復でたくさん話を聞いていただいて、アドバイスをしていただきました。
それで私は回復してこられました。
不眠症も良くなってきています。
カイロスの会やぶどうの会での移動の際は誘導していただき、食事の際はお皿や飲み物の位置を教えていただいたり、チキンを切ってもらったり…。
他にもたくさんありますが、私がお願いしたり、頼ってばかりと思います。
だけど、先生は私に普通に接してくれて、同情もなくて、対等に接してくださるので、とても嬉しいです。
　
【村上先生から私へのメール】
教えていただいたことは、食事の時、どこに何があるかを、時計の何時の場所何時の場所に置けばよいこと。合理的に覚えるようにしていることが学びになりました。
集会する場所のトイレに行くとき、何回か案内すると覚えて、自分で行動するのに、驚きました。
見えないことを克服するために、建物を構造的に覚えて、次に生かすことが大切なのだと教えられました。
動かないものを前提にして覚えるので、見える人は障害になるものを置いてはならない事を教えられました。
見えないことを強調する呼び方（視覚障害）を一般的にしますが、記憶力や聴力が優ることに気付かされました。
人は弱さと思っていることを強調されると委縮します。
むしろ、できることに目を向けられたら、また、そのような呼び方をされたら、人格形成、対人関係に良い変化をもたらすのではないかと教えられました。
例えば、優聴者、健聴者、記憶優良者。
　
これは１年半ほど前のメールのやりとりです。
その頃私は自分の障害について、とても悩んでいました。
村上先生からのこのメールがどんなに私を励ましてくれたか、言葉では言い表せないほどです。
村上先生は私の障害には配慮してくださるし、できない事は助けてくださいます。
しかも、とても自然に…。
でもそれ以上に嬉しいのが私ができる事に目をとめてくださること。
うまく説明できないのですが、それが「見えないのに、こんな事ができてすごいよねー！」みたいな、見えない事と対比して感心するような、褒め方じゃなく、
そして「障害があるのに（できないはずなのに）できてすごいよねー。」みたいな
「障害者は何もできないはずなのに、できてすごい」というような偏見と決め付けが元になっているような褒め方ではなく、
「ありのまま」を評価してくれているのが嬉しいです。
☆ 村上先生がここで書いておられる
「食事の時、どこに何があるかを、時計の何時の場所何時の場所に置けばよいこと」と書いておられるのは、「クロックポジション」のことです。
クロックポジションの説明、視覚障害者のサポートについては、こちらのページを参照してください。
　
視覚障害者をどうサポートする？ | 全国ユニバーサルサービス連絡協議会 http://universalservice.jp/howtoud/sikaku/
  

カイロスの会セミナー
「聖書の読み方」


今回のセミナーは「聖書の読み方」です。よく通読が奨励されます。通読は読むことが目的化されているので、読んだら終わりです。あまり記憶と心に残りません。しかし、著者が何を伝えたいのだろうと思って調べるような読み方をすると、著者の強調点に気づいたり、今まで読み過ごしていたことに気づいたりします。伝えたい側からの視点で読むと目が開かれていきます。聖書が、豊かで、生きて、心を打ち、慰め、励まし、戒め、生きる糧になってきます。今回のセミナーに参加することで、参加者の信仰生活が豊かになるように願っています。



●講師　村上　密　牧師

●日時　2017年10月28日　土曜日　13：30～16：00

●場所　沖縄船員会館　第一会議室　(那覇市前島3-25-50　TEL 098-868-2775)
＊お車でおこしの方は、とまりんの駐車場をご利用ください。

●参加料　1000円

●お問い合わせ　newlife0102@hotmail.com　　090-9782-5892　（新垣）
＊事前の予約は特に必要ありません、どうぞ当日そのままご参加ください。