2009年02月13日

新たな教会生活

2009/2/13 23:59
「新たな教会生活」  教会生活
 今年に入ってから行き始めた教会の先生は、カルト化教会問題を真剣に受け止めてくださっています。
カルトの専門家ではないので、M先生やD先生、あるいはカウンセラーのような対応を求める事は難しいけど、
私の話しに耳を傾けてくださって、一生懸命関わってくださっている事が感じられて、感謝です。
私の聖書の学びを助けてくださっています。

この教会は、礼拝も落ち着いていて、静かで、とても安心できます。
皆声をかけてくれるけど、カルト化教会のような、異様な歓迎はありません。
カルト化教会の賛美は、賑やかな曲が多くて、礼拝ももりあがる雰囲気です。
だから、私はそのような賛美は大の苦手なので、この教会の礼拝の賛美は、とても安心できるのです。

説教も違います。
カルト化教会では、牧師の体験談や何かの本に載っていた感動的な話とか、
レーナマリアさん、三浦綾子さん、星野とみひろさんたちのような有名人の話が多かったです。
教会員で熱心な人の事もメッセージの中で、話される事がありました。

しかし、今の教会は、聖書の話し、み言葉の解き明かし以外の話は本当に少なく、先生は、聖書中心で話をされているのです。
だから、私にとっては、少しレベルが高く、難しく感じる事もありますが、
そのような聖書に忠実な、落ち着いた説教を聞ける事を、とても嬉しく思っています。

今までいくつか教会を訪ねたけど、この教会が一番落ち着けて、安心して行けるので、この教会でおせわになろうかな、と考えています。
家から遠いので、毎週通うという事は、難しいかもしれないけど…。

夕方、用事があって教会に電話しました。
牧師先生は帰られたとの事で、伝道師の先生が牧師のお家の電話番号を教えてくださいました。
最近仕事が忙しいので、昼間に使用で電話する事ができないのです。
お手洗いへ行くのも、気を使いながらという感じ。
だから、先生のお家の番号を教えていただいて、本当に助かりました。

私は、カルト化教会を脱会して2年半になりますが、今でも教会に電話する時は、すごく緊張するのです。
虐待的牧師に連絡をとりたい場合、携帯に電話する場合でも、1度教会に電話して、スタッフに「今、先生に電話してもいいですか?」と確認してOKが出ないと電話できませんでした。
たいていは、許可は出ませんでした。

虐待的牧師の電話に関しては、いやな思い出、辛い思い出が多いので、今でも牧師に電話するというのは、私にとって、とても大変なのです。
たとえば、普段は全く、私の家にも、携帯にも虐待的牧師から電話がかかってくる事なんてなかったけれど、
悩んでいて教会へ行けなくなった時には、必ずかかってきました。
そして、「落ち込んでいるのは、教会に来ないからです。」と責められるのです。
祖父が亡くなった時、私が証しができなかったと言って、責めたのも電話でした。
だから、本当に牧師との電話は緊張します。

M先生に電話する事は、最近はだいぶなれてきました。
最初の頃は、朝から緊張して、(出だしは何て言おうかな。)と悩んでいました。
いざかける段になると、電話番号を書いたメモを持って、電話の前で10分ぐらい躊躇していました。
そして、「さあ!今から電話するぞ!」と決心してからでないと電話できませんでした。

なれない教会、初めての所への電話は、まだまだ緊張します。
緊張だけでなくて、恐怖心もあるのです。
伝道師の先生がお家の電話番号を教えてくださった事もすごく驚きました。
思わず、「お家に電話してもいいんですか?」と聞いてしまいました。

先生のお家に電話した時は、さらに緊張しました。
出られるまで少し時間があって、それがまた、緊張感を高めます。
(伝道師の先生は、「電話していいですよ」と言ってくれたけど、お家に電話して本当に大丈夫だろうか?)と心配になりました。

先生は、とても親切に対応してくださって、ほっとしました。
私が「礼拝に行きたいけど、バス停から教会までの道がわからない」と相談すると、
「バス停につく少し前に教会に電話してくださったら、誰か迎えに行くようにします。」と言ってくださいました。

カルト化教会では、けっしてありえない事でした。
こんな事、虐待的牧師に相談したら、すごく責められて、とても恐ろしい状況になったでしょう。
カルト化教会では、そんな事、牧師が気にかけて、配慮してくれるなんて、全くありませんでした。
現に、私はカルト化教会時代、送迎の件で、すごく辛い目に遭っているのです。
この事は、いずれ、また記事にしたいと思います。

日曜日、礼拝後、先生は時間をとってお話ししてくださるそうで、とてもありがたいと思います。
急がしそうですごく申し訳ないと思うけど…。
あまり依存しないようにと思うし、早く自立した信仰者になりたいんだけど、
普通の正統派の教会の事がまだまだ何もわからなくて、不安でいっぱいなのです。
こんな弱い自分が情けなく感じます。
早く成長したい。

 
 ☆ スイトピーコメント
「カルト化教会奪回後、数年間の間、わたしは「早く成長したい」と思って一生懸命でした。
あせっていました。
なぜそんなに成長にこだわったのか。これもカルト化教会の影響だったと思います。
成長することなんてそんなにこだわる必要はなかったことだったと今はわかります。
成長させてくださるのは神様なのだから…。
努力することは必要な場合もあるけど、それもほどほどがよいし、成長は自分でどうにかできるものでもないので、それほどこだわらなくてもよいと思います。
何とかなるのだから。
それに場所に慣れるとか、考え方が変化するというのは、これは時が来ればそうなるのだから、あせらなくてもよいと思います。
今はそう思えるのだけど、あの時はまだまだあせっていました。


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