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2008年05月23日

タンバリンは嫌い

2008/5/23 2:31
「タンバリンは嫌い」  リハビリ
 今日、久しぶりに礼拝に行ってきました。
メッセージもよかったし、教会の人たちとも交わりできて楽しかった。
その教会は、カルト化教会から脱会した人たちが多いから、
自分の状況をちょっと話しても理解してくれる。
すごくらく。
 驚いたのは、礼拝堂にあった長椅子がソファーのようなフワフワのシートだったこと。
(こんな上等ないすに座ってもいいの?)と気になったほどだった。
 メッセージは終末についての話と教会のことよりも家族を大切にしなさいということでした。
カルト化教会では、家族との時間を持つよりも、教会の行事や奉仕を優先していたから、
家族を大切にし、信頼関係を取り戻していくことが大切と言っていました。
そしてカルト化教会では、人間関係が壊れていくことが多いことも話されていました。
教会にいた頃は、仲良くしていたけど、それは権威によって統制されていただけ。
その権威がなくなると、たちまちばらばらになってしまう。
だから家族、友達、教会の人たちとの関係をよいものにしていくには、約束が守られ、不法を行わないこと。
人間は罪があるから、どうしても過ちを犯してしまう。
そのような場合は、たとえ子供に対してでも、親は自分が悪い場合は、謝ることが大切。
そして謝られた方は赦すことが大切だと語られました。
それは他の人間関係でも同じこと。

私はメッセージを聞きながら考えていました。
謝らないのに、悔い改めていないのに、赦しを矯正するのはおかしいです。
被害者に加害者を一方的に赦せというのはおかしい。
でも、被害者も加害者が本当に悔い改めて、自分の罪を認め、
謝罪しているなら、赦すべきなのですね。

 メッセージも礼拝後の交わりもよかったけれど、一つだけとても辛かったことが…。
賛美するとき、タンバリンでリズムとっていて、それが私が脱会した教会の礼拝を思い起こさせるので、とても辛くなりました。
私が脱会した教会でも、礼拝のときタンバリンを使っていて、
私も何度かやったことがあるのです。
それを思い出して辛くなりました。
しかもカルト化教会でよく歌っていた歌が2曲も出てきて、辛くて辛くて、
(ここはあの教会とは違うんだ。もう少ししたらメッセージが聞けるんだから。
せっかくここまで来たんだから…。)と自分に言い聞かせて耐えました。
タンバリンの音であんなに辛くなるなんて自分でも驚き。
日曜礼拝の時間帯も聞いたけど、何だか今日行ったことで疲れ果てたのと、
タンバリンのことを考えると、どうしようかなぁと思う。
最初から無理はしないでのんびりしようっと。
 

☆ スイトピー コメント
ここで「謝られた方は赦すことが必要。」と書いてあるけれど、言葉だけの謝罪だけですむ内容と、
謝罪と償いがセットの場合があります。
それは出来事、被害内容によって違います。

カルト化教会の被害、牧師から信徒へのハラスメントの場合、あるいは経済的な被害や性暴力の場合、謝罪も大切ですが、
言葉だけではなく、償いも大切です。

フラッシュバックについてですが、フラッシュバックの最中やその症状が何度も起きる場合は、フラッシュバックになること自体を怖がったり、
(またフラッシュバックが起きるかもしれない。)と不安になることが多いと思います。
過去と現在の出来事が混同したり、過去と現在起きていることの区別がつかなくてパニックになることがあると思います。
そんなときは、自分一人で何とかしようとしないで、カルト化問題に詳しいカウンセラーからカウンセリングを受けることが回復のためには必要です。
そして自分でできることとしては、カウンセリングを受けながら、気持ちや出来事の整理ができるようになってきたら、
(この出来事と過去のあのことは似ているけど、過去と今は違う。
何が違うだろうか。)と考え、違うことを見つけていくことが役立ちます。

わたしは今はタンバリンの音を聞いてもまったく平気だけど、
にぎやかな賛美は好きではありません。
にぎやかな礼拝や集会も嫌いです。
聖歌や讃美歌が好き。
(2023年12月30日 記)



Posted by スイトピー at 02:31